グラフト膜

Grafted Membrane

放射線グラフト重合法を利用したイオン選択透過膜

グラフト膜は、ポリエチレンフィルムにアクリル酸をグラフト重合したイオン透過膜です。
ポリエチレンの優れた機械的強度・化学的安定性とアクリル酸のイオン透過性をあわせ持つ特徴から、アルカリ電池セパレータとして広く利用されています。

画像:グラフト膜

特長

  • 薄膜化(約25μm)により電池の小型化に対応
  • グラフト重合の制御技術により、20m~120mΩ・in2の幅広い低広域をラインナップ
  • セロハン、不織布との多層ラミネート技術により、各種用途に対応
  • スリット、袋状、フレーム溶着など様々な形状に加工が可能

用途

酸化銀ボタン電池セパレータ

画像:酸化銀ボタン電池セパレータ

ニッケルカドミウム電池用セパレータ(株)GSユアサ開放型専用

画像:ニッケルカドミウム電池用セパレータ

生産工程

  1. 1.架橋

    画像:生産工程1.架橋
  2. 2.電子線照射

    画像:生産工程2.電子線照射
  3. 3.グラフト重合反応

    画像:生産工程3.