めっき用電解隔膜

Electrolytic Diaphragm For Plating

添加剤の消耗を抑制し、めっき性能を向上させる電解隔膜

新たに「Y-9207TA」を発売。
電解隔膜としての有効幅が従来品と比べて『1.5倍』に。

画像:めっき用電解隔膜
  • 12 つくる責任 つかう責任

当製品はSDGsのうち上記目標に貢献しています

特長

  • 微細孔により、低電気抵抗かつ液体の移動が少ない中性膜
  • 優れた耐薬品性
  • 使用前は乾燥状態で保存出来るため、取扱いが簡単
  • スリット、袋状、フレーム溶着など様々な形状に加工が可能
  • イオン交換膜に比べて安価

用途

  • 銅めっき用隔膜(ビアフィル/スルーホールなどの微細な制御が必要なプリント基板用に特に有効)
  • ニッケルめっき用隔膜
  • あらゆる電気めっき用途

仕様

型式 材質 厚さ※1
(mm)
電気抵抗※2
(Ω・cm2
膜極性 透水性能
(sec/ml/13.8cm2
at 50.7kPa、25℃)
保存 加工対応幅※3
(mm)
膜材 基材
Y-9205TA ポリフッ化ビニリデン
酸化チタン
ショ糖脂肪酸エステル
ポリエチレン
テレフタレート
0.22
±0.03
≦0.90 中性 ≧10 乾燥保存可能 500
Y-9207TA 0.17
±0.04
750

1マイクロメーターによる

2塩化ナトリウム水溶液20wt%による

3長さ方向はご希望の寸法にカットいたします。

記載値は代表値であり保証値ではありません。

隔膜の効果

画像:隔膜の効果

添加剤コスト比較(実施例)

画像:添加剤コスト比較図
隔膜なし 隔膜あり 経費削減
1,800,000円/月 200,000円/月 1,600,000円/月

めっき面積10,000m2/月の場合